母子関係の大切さ


早く、大きくならないかなあ。早く子育てから開放されて自由になりたい。
それが、多くの母親の本音です。多分・・
私もその一人。

子供が欲しくて、産んだのに2人目の育児は、手を抜いてしまいました。
Takkyの時には、抱いて寝かしつけていたのですが、Ronは、カセットテープの
心音を聞かせて、寝かしつけていました。

それに、Takkyの時は、両方の祖父母が初孫ということで、抱き癖をつけてしまったので、
Ronは、おっぱいやミルクを与えるとき以外は、ほとんど抱っこをしないで
育てました。

1才を過ぎてからは、4畳半の和室にふたりの子供達を閉じ込めて、
真っ暗にして、鍵をかけ、ふたりが寝るのを待つといった具合。

Ronには、自分の子供という意識を持つことができない。私は、そんな冷たい
母親だったんです。なぜ、そうなったのかは、またの機会にお話しますね。
Takkyが、喋り始めたのが遅かったので、Ronもきっと遅いんだ!

喋り始めたら、かわいくなるから、それから遊んであげればいい。
その頃は、言葉の通じるTakkyの方がかわいくてかわいくて仕方ありませんでした。

オムツを替えて、食事・離乳食を与えるだけの日々。
子守りは、もちろんビデオテープとテレビ番組。

ある日、Takkyの公文式の教室で、「テレビに子守をさせないで!」という
本をみつけて、借りました。
「言葉の遅れている」子供には、テレビも見せてはいけないという内容。
でも、うちの子には関係ない。そう、そのときは思いました。

1才10ヶ月で、保育園の赤ちゃん組に入り、初めて、私と離れる生活が始まったのです。
連れて行くと、私と離れるのが嫌で泣いてしまう。

後追いもあったし、かろうじて、
母子関係はあった筈なのですが、どうやらその関係は、保育園で、
離れ離れになったおかげで、希薄になってしまったようです。

小さな体で、一人ぼっちに絶えることにかなりストレスを感じていたようで、
タオルも洋服も口に目いっぱい押し込んで、自分を落着かせるためなのか
玩具を常に持ち歩くようになりました。

気がつくと、あれぇ?目が合わないよ。笑わなくなったね。
もともと、持っていた障害が、発病してしまったようです。

ただ、母親の育て方や性格が原因で、
「自閉症」になったわけではなく、Ronは、もともと
脳に障害があったということです。

このときは、かなり重症な状態で、小児科でも、
脳波の検査、MRIの検査までするように言われ、
小児科の先生もやけに暗い言い方でした。

小児科で、母子通園施設に通うように勧められましたが、
すぐには、入所できないということで、それまでは、家庭で
みるしかありませんでした。

保育園の先生に、「添い寝はしていますか?」と聞かれ、そのとき
初めて、自分の育て方は間違っていたことに気づいたのです。

まず、我が家では、テレビの音も音楽も消しました。
保育園から帰る前に、夕飯の用意を済ませ、
帰ってきてからは、極力Ronと追いかけっこをしたり
絵本を読んだり、ふれあい遊びをするように努力を重ねたのです。

そして、添い寝を続けていたら、不思議なことにRonの
気になっていた口にタオルを押し込む癖がピタリと止まったのです。
そして、再び後追いもはじまりました。

後追い、人見知りは、親からしてみれば
困っちゃう行動なのですが実は、子供が成長する上で、
必要なことなのです。

母親は、子供のもっとも信頼できる人(安心できる人)なんだ!
よく、母親は子供の基地なんだというのを聞いたりしますが、
まさにそのとおりなのです。

赤ちゃんが言葉を喋り始めるにもちゃんと過程があって
基礎になるのは、母子関係なのだそうです。

こういったことは、実際は一般的に言われていることなのですが、
いちいちそれを考えながら、育児はしないですよね。

Ronに障害があったこそ、身を持って知ることができました。

私は、Ronから、いろいろな事を学びながら、私自身も
のんびりゆっくり成長しています。



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